こんにちはー!!くまでーす!!
今回はサンデーサイレンス産駒初の年度代表馬に選ばれた「ゼンノロブロイ」について紹介をしていきます。
今回の記事で紹介することは
- ウマ娘でゼンノロブロイを知ったけど実際の馬のゼンノロブロイはどうだったのか
- なぜゼンノロブロイがサンデーサイレンス産駒初の年度代表馬なのか
を主に解説をしていきます。
それでは早速行ってみましょう。
ゼンノロブロイとは

ゼンノロブロイは2000年3月27日に誕生し、2022年9月2日に亡くなりました。
享年は22歳で、死因は老衰です。
馬名の由来は冠名の「ゼンノ」と18世紀のスコットランドに実在していた英雄「ロブ・ロイ」から取られております。
血統

血統としましては父はもはや説明不要のサンデーサイレンス、母はかつてサンデーサイレンスが生まれたアメリカから輸入された牝馬のローミンレイチェルとなっております。
戦績
ゼンノロブロイの生涯戦績は20戦7賞、主な勝鞍が
- 天皇賞秋(G1)
- ジャパンカップ(G1)
- 有馬記念(G1)
- 青葉賞(G2)
- 神戸新聞杯(G2)
となっております。
伝説
そして、ゼンノロブロイの伝説ですが
- 秋古馬三冠達成
- サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬
- ボス馬エピソード
の3つに分けて説明します。
秋古馬三冠達成
まず、1つ目としては「秋古馬三冠達成」です。
ゼンノロブロイの勝鞍を見ると
- 天皇賞秋
- ジャパンカップ
- 有馬記念
となっておりますが、実はそれらは全て「同年内」に優勝しております。
そもそも秋古馬三冠とはなんだよといいますと、G1レースである「天皇賞秋」「ジャパンカップ」「有馬記念」の三冠レースを同年内に制した競走馬に送られる称号となっております。
特に秋古馬三冠達成した有馬記念は現在になっても未だに破られていないレコードを所持し、最後の直線でタップダンスシチーを交わしてゴールしました。
その時の動画がこちら
秋古馬三冠を達成した競走馬は競馬史を鑑みても「テイエムオペラオー」と「ゼンノロブロイ」の二頭しか達成しておりません。
それに加え、春古馬三冠を達成した競走馬は2022年現在一頭も存在しないのもまた事実です。
春古馬三冠レースと言われるのが「大阪杯」「天皇賞春」「宝塚記念」となります。
なお、古馬三冠レースはクラシック三冠レースを取るより遥かに難しいレースとなります。
理由としましては
- 前年度・前前年度のクラシック競走馬がいる
- 経験の差が浮き彫りになる
と言ったことが挙げられます。
クラシック三冠レースは基本的に同年代の競走馬が走るのですが、古馬になると1歳上の競走馬が走っているので力の差が出てきます。
それ故に古馬三冠はクラシック三冠取るより難しいと言えるでしょう。
その中でもやはりゼンノロブロイが秋古馬三冠を達成したのは本当にすごいことです。
サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬
続いてが「サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬」に選ばれたエピソードですが、これは前述の秋古馬三冠が大いに関係があります。
サンデーサイレンスは言うまでもなく日本競馬を大幅に変えた大種牡馬ですが、実はゼンノロブロイが秋古馬三冠達成するまで年度代表馬が出てきておりませんでした。
その中でサンデーサイレンス産駒初として年度代表馬として選ばれたのがゼンノロブロイです。
ちなみに二頭目は皆さんご存知ディープインパクトが年度代表馬として選ばれました。
なお、ゼンノロブロイとディープインパクトですが、二頭とも共通点がございまして、それが「比較的安い値段で競り落とされた」ことがあります。
ゼンノロブロイは9000万、ディープインパクトは7000万と一般人が見たら「超大金」となるのですが、馬主間では「安い」金額となります。
その二頭がサンデーサイレンス産駒ではトップクラスの賞金を稼ぎ、更に年度代表馬として選ばれたのは競馬というのは本当にわからないもんです。
ボス馬エピソード
最後に「ボス馬エピソード」ですが、ゼンノロブロイはボス馬として有名な競走馬でした。
特に有名なエピソードとしては、ゼンノロブロイが勝った「ジャパンカップ」にて、落ち着かない外国の競走馬たちをまるで「だまらっしゃい!!」という感じで一喝して黙らせたのが有名なエピソードです。
他には海外遠征に行って、外国にいたボス馬を下してゼンノロブロイ自身がボス馬となったりなどボス馬エピソードが多数あります。
なお、馬社会におけるボス馬ですが、本来の役割としては「自分自身がリーダーとして他馬を導き、危険な野生動物たちから身を守る」という大変重要なポジションにもなっております。
そもそも、馬はご存知草食動物なため、野生の場合、肉食動物から身を守る必要が出てきます。
それ故に、みんなに危険を第一に知らせる「ボス」は必然となります。
ウマ娘では
そして、そんなゼンノロブロイですが、ウマ娘ですとこうなります。

こちらがウマ娘となったゼンノロブロイです。
担当声優が照井春佳さんです。
ウマ娘のゼンノロブロイは、本が好きな文学少女であり、トレセン学園の図書委員を努めております。
アニメウマ娘では2期1話でトウカイテイオーが本を読んでるシーンで登場しております。
他には名前の由来となったロブ・ロイよろしく英雄譚を好むウマ娘でもあります。
まとめ
まとめに入りましょう。
ゼンノロブロイは、テイエムオペラオー以来の秋古馬三冠を達成し、それ故にサンデーサイレンス産駒としては初めて年度代表馬に選ばれた競走馬ということがわかりました。
他には世間一般では有名なディープインパクトと意外な共通点があったり、新しい発見が様々とありました。
さらに、ボス馬としてのエピソードも多くありました。
ゼンノロブロイについての記事は以上となります。
次の記事でお会いしましょう、ではまた!!