【ウマ娘】非業の死を遂げた異次元の逃亡者【サイレンススズカ】

こんにちはー！！くまでーす！！

今回は異次元の逃亡者こと「サイレンススズカ」についてお話をしていきます。

この記事を読むと

サイレンススズカの戦績はどんなだったんだ
予後不良ってなんだ

この疑問についてわかるようになります。

それでは早速行ってみましょう。

なお、今回の記事は一部辛いところがありますが、このウマ娘を語る上では欠かせない要素となりますのでそこはご了承下さい。

サイレンススズカとは
スズカの血統
スズカの戦績
予後不良とは
ウマ娘におけるスズカ
まとめ

サイレンススズカとは

さて、サイレンススズカですが、1994年5月1日に生まれ、1998年11月1日に亡くなりました。

（出典：Wikipedia）

享年は4歳（旧5歳）で、死因は左前足の手根骨粉砕骨折となります。

名前の由来ですが、父親である「サンデーサイレンス」の「サイレンス」の引用と、鈴鹿サーキットのスズカから取られております。

スズカの血統

そして、気になるサイレンススズカの血統は以下のとおりになります。

注目するところはなんと言っても父親の「サンデーサイレンス」となります。

サンデーサイレンスは「ゴールドシップ」から見れば祖父、「スペシャルウィーク」から見たら父親にあたり、スペシャルウィークとサイレンススズカは異母兄弟ということがわかります。

更に加えて言いますと、サイレンススズカを含むサンデーサイレンス産駒のウマ娘が100%のうち20%〜30%と占めており、「四人に一人はサンデーサイレンス産駒」ということになります。

父親のサンデーサイレンスについてはこちら。

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続いてが戦績となります。

スズカの戦績

そして、戦績ですが、生涯戦績は16戦9勝、勝鞍が

宝塚記念（G1）
中山記念
金鯱賞
毎日王冠
小倉大賞典

となります。

勝鞍を見ると「ゴールドシップ」や「スペシャルウィーク」より、G1の勝利数が少ないですが、そもそもこの子は「これから」だって言う時に悲劇が起きてしまいました。

もし、秋の天皇賞であの悲劇が起きていなかったら春の天皇賞・有馬記念などを総なめしたほどと言われる逸材だったと私は思います。

続いて「予後不良」についてです。

予後不良とは

さて、サイレンススズカに襲った悲劇で予後不良とは何かといいますと、馬の獣医の用語で説明すると「もう何をしても助からない」という競争馬と競走馬に関わる方々にとっては「死亡宣告」の事を指します。（サイレンススズカ以外にもウマ娘に登場した馬に絞ればライスシャワー、現役引退後ですとオグリキャップ・ウオッカも最後は予後不良の診断が下されました。）

そもそも、馬という生物は図体が大きくて凛々しい反面、心臓だけでの動きでは血液が行き渡らないのに加え、胃や腸も人間と同じように「1つしかもたない」動物となっております。

そして、全身に血液を行き渡らせるためには「歩いたり走ったり」して全身に血液が行くようにしないと内蔵が壊死をしてしまったり、色々と問題が置きます。

その馬にとって「脚」は文字通り「第二の心臓」とも言える存在となっております。

そして、その「脚」が1本でも重度の骨折したら、「安楽死」という選択を強制的に突きつけられます。

なお、「脚が骨折して安楽死なんて可哀想」なんて声が上がると思いますが、馬は体重500キロの体を「たった3本」の足で支えるのは不可能となっておりまして、馬に限らず「キリン」もほぼ同様の体の作りとなっております。

過去にキリンの足を「1本切断して義足を付けた」というニュースが流れましたが、そのキリンは結局の所「衰弱死」をしてしまいました。

過去に馬でも同様のケースが起きており、現状「予後不良」となった馬には「安楽死」という末路をたどりかねません。

なお、サイレンススズカの予後不良の結果を受け、安楽死された後、当時の鞍上であった名ジョッキーの武豊騎手は「ワイン2本をすっからかんにするほど泥酔し、泣いていた」ということがあります。

武豊騎手は、サイレンススズカを最後まで走らせたかったという気持ちがいっぱいで、「武豊とディープインパクト」との対決の際にどの馬がいいかと言われた時、様々な名馬を差し置いて「サイレンススズカ」を希望するほど気に入っておりました。