こんにちはー!!くまでーす!!
さて、今回は色々と伝説を作った「ゴールドシップ」について語っていきます。
この記事を読むと
- ゴールドシップの戦績って何があるんだろう
- ゴールドシップの伝説ってなんだ・・・?
このようなことを知ることが出来ます。
それでは早速行ってみましょう。
ゴールドシップとは
まずゴールドシップとは何かといいますと、超簡潔に言えば「名馬であり迷馬」であるがゆえにファンから愛される馬です。

誕生したのが2009年の3月6日です。
メイクデビューが2011年の新馬戦においてデビュー、引退が2015年に行われた有馬記念で現役を引退しました。
なお、名前の由来は父親である「ステイゴールド」から連想され、ゴールドシップと名付けられました。(父親であるステイゴールドは香港表記で黄金旅程となります。)
父であるステイゴールドについてはこちら

血統
そして、ゴールドシップの血統ですが、以下のようになっております。

ゴールドシップの血統としてまず目につくのが同じくウマ娘にも登場する「メジロマックイーン」でしょう。
そもそもこのゴールドシップは「ステマ配合」と呼ばれ、競走馬の交配にはよく用いられる交配となります。
(ここでいうステマとはステルスマーケティングの略称ではなく、ステイゴールドとメジロマックイーンを指しております。)
まずゴールドシップの父親であるステイゴールドは「体が頑丈でちっこくて気性が荒い」馬として評されておりました。
続く母親のポイントフラッグは「体が大きいけど少々弱くて相当賢い」馬として評価され、さらに、最強のステイヤーとも呼ばれた「メジロマックイーン」を父に持っているため、その両親のいいとこ取りをしようと思い交配させた結果、とんでもない暴れ馬が誕生しました。

それがこの記事で取り上げてる「ゴールドシップ」となります。
また、ゴールドシップとこの記事で取り上げてる「ユーバーレーベン」ですが、実は母親の牝系を遡ると実は由緒正しい日本馬の末裔に当たります。
戦績
上記での血統で、別の方向で不安が色々ありますが実績としてはこんな感じです。
生涯戦績としては28戦13勝となります。
うち、勝鞍が
- 皐月賞(G1)
- 菊花賞(G1)
- 有馬記念(G1)
- 宝塚記念2連覇(G1)
- 天皇賞(春)(G1)
- 神戸新聞杯(G2)
- 阪神大賞典三連覇(G2)
- 共同通信杯(G3)
となっております。
そして何より、「G1レース6賞」、うち「宝塚記念2連覇」という偉業を成し遂げております。(2021年6月に行われた宝塚記念においてクロノジェネシスがゴールドシップ以来の宝塚記念2連覇を達成しました。)
また、ゴールドシップ本人ではないのですが、ゴールドシップ産駒の「ユーバーレーベン」が牝馬G1である「オークス」を制覇したこともここに上げておきます。(オークスは牝馬・・・メスの馬のみ出れるG1レースでオスは出れません。さらに言うなら父親であるゴールドシップでも成し遂げることの出来なかった2400m制覇を娘が制覇したのはすごいことです。)
まさに後世にも残る名馬として名を刻まれるでしょう。
伝説
続いて、輝かしい戦績を残したゴールドシップですが、それ以上に様々な伝説を作った迷馬でもあることも同時に有名です。
具体的には
- 調教時、遊んでくれないとやる気を出さない
- かと言って遊ぶとなると調教師の服を噛みちぎる
- 調教師助手を病院送りにした
- 自分のうんちの匂いを嗅いでその上に放尿
- 先輩馬でも容赦なく蹴りに行く(特にトーセンジョーダン)
- 気に入らない人か馬の気配を察知すると暴れる
- 舌を出しながら菊花賞圧勝
- 春の天皇賞でお尻からゲート入場
- 変顔が多い
- ウィニングランを断固拒否
- 騎手に「走って下さいお願いします」と懇願される
- 競馬が終わる頃に馬よりジョッキーが何故かバテる
- 産駒に白毛馬2頭いる
等と行った伝説を残しておりまして、特にファンの間で語り草となっているのはなんと言っても「120億円を一瞬で紙くずにした」ことでしょう。
その時の実況スタジオで当時実況担当を務めていた細江純子さんは思わぬ出来事に悲鳴を2回上げております。
今となっては笑い話となるのですが、当時競馬やってた方にとってはたまったものではないでしょう。
なお、後に判明したことですが、このゴールドシップが起こした、通称「120億円事件」は、当時実況担当を務めていた細江純子さんのクビが飛びかけていたという話も出てきました。
その時のインタビュー動画がこちらとなります。
なお、ゴールドシップはサイレンの音が聞こえるとヘドバンする癖があるのですが、実はその行動はあまりにも笑えない事情があります。
まず、ゴールドシップにとってサイレンの音は実は「トラウマ」だったりします。
何故なら、今から10年前に起きた「東日本大震災」による影響で、サイレンが鳴るたびに頭を振るうようになりました。
以上、ゴルシ伝説こと様々な奇行を出したのですが、レースでの伝説といいますと後の「ゴルシワープ」とされた皐月賞でしょう。
ゴールドシップが出場した第72回皐月賞ですが、当時はインコース側の馬場が荒れており、最終コーナーのところでどの馬もアウトコースを走っていたのですが、ゴールドシップはなんと、あえて馬場が荒れているインコースを走り、あっという間にトップに躍り出て、そのまま1着でゴールしました。
なお、そのような行動ができたのはゴールドシップが生まれ持って「頑丈な体」を持っている部分となります。
その当時のレースがこちら。
そして、ゴールドシップが種牡馬入りした後、ニュージーランドから輸入されたカスタディーヴァ及びサトノダイヤモンドと同じ冠名をもつサトノジャスミンと交配がそれぞれ2019年(カスタディーヴァ)・2021年(サトノジャスミン)行われました。
カスタディーヴァ・サトノジャスミン共に白毛の牝馬でして、カスタディーヴァは初年度の産駒が父ゴールドシップの「カスタディーヴァの2020」ことアオラキが、そしてサトノジャスミン産駒で「サトノジャスミンの2022」が誕生しました。
なお、アオラキの名前の由来は母カスタディーヴァの故郷であるニュージーランドにある山「クック山」の別名から取られております。
アオラキはうまく行けば今年(2022年)にメイクデビューを迎えることができますが、サトノジャスミンの2022は2024年か2025年にメイクデビューするかと思われます。
なお、アオラキは牡馬、サトノジャスミンの2022は牝馬になります。
ウマ娘におけるゴルシ
そして、ウマ娘のゴールドシップはこんな感じになってます。

- 身長170cm
- B88
- W55
- H88
ざっとこんな感じになります。
一見すると雑誌モデルにも出るスタイルがいい美人さんなのですが、いかんせんあの暴れ馬である「ゴールドシップ」ですので、様々な意味ではっちゃけてるウマ娘となります。
それ故に彼女の性格としては「一人だけボーボボの世界から来た」「ウマ娘界のハジケリスト」等と言われております。
そんなゴールドシップの担当声優は上田瞳さんです。
ウマ娘に対する貢献
そして、ウマ娘のゴールドシップの最大の貢献としては「ウマ娘」というコンテンツをたった一人でVtuberとして支えたことが挙げられます。
加えて言いますと、ゴールドシップ役の上田瞳さんの功績でもありますので、Vtuberのゴールドシップとゴールドシップ役の上田瞳さんが実質一人でウマ娘をつないだ最大の功労者です。
そのチャンネルがこちら。
直近の動画ではウマ娘のかっこいいCMとかを公開しているのですが、去年・2年前などの動画を見るとゴールドシップが一人で奮闘している動画が見られます。
なお、ゴールドシップがVtuberが活動を開始したのはキズナアイの知名度が上がってきたあたりから活動をしております。
そのため、Vtuberとしては古参となります。
ですが、そのモデルは今のVtuberとは負けず劣らずのクオリティでして、こう言ってしまってはあれですけど、「さすが企業だなぁ・・・」と感じざるを得ません。
まとめ
まとめに行きましょう。
ゴールドシップは、史実だと「輝かしい戦績を残している」名馬であると同時に「数々の伝説を作った」迷馬でもあることがわかりました。
また、ウマ娘のゴールドシップはウマ娘というコンテンツをたった一人で支えた功労者でもあることがわかりました。
現実のゴールドシップは今でもなおファンから愛されている名馬ということがすごくわかります。
私自身競走馬に興味を持ったのはウマ娘を知ったおかげです。
もしウマ娘から競走馬に興味をもった方がおりましたら血統とかを調べてみてはいかがでしょうか。
それでは、次の記事でお会いしましょう、ではまた!!