こんにちはー!!くまでーす!!
さて、今回はちょっと趣旨を変更して、競走馬たちの体毛の色について解説をしていきます。
予め断っておきますが、私は、体毛が決まるパターン等と言った「動物学」及び「遺伝子学」については全く詳しくありません。
もっと突き詰めた科学については専門家などにおまかせします。
今回はあくまで「私自身の考察」及び「体毛の紹介」となります。
それでは早速行ってみましょう。
毛色が決まるパターン
まず、毛色が決まるパターンですが、今回は犬である「キャバリア」を用いて説明します。
過去に書いたキャバリア記事はこちら。

この記事でも取り上げたのですが、キャバリアには
- ブレンハイム
- トライカラー
- ブラックタン
- ルビー
の4つの毛色があります。
そして、ブレンハイムとトライカラーを実際に交配させた人がおりまして、その人の動画を見て「ブレンハイムとトライカラーが交互に生まれる」という結果を見て私は感心しました。
このように父がブレンハイム・母がトライカラーの場合ですとブレンハイムの子も生まれるケースもございます。
馬では
さて、馬の場合はどうなるかといいますと、馬の毛色はJRAで確認できた範囲ですと、8種類の毛色があることが分かりました。
それぞれ、特徴的な色と競走馬を紹介します。
鹿毛
まずは鹿毛です。

鹿毛は、基本的に馬といえばこのカラーとイメージを持つ人が多いでしょう。
毛色としては「焦げ茶色」のようなカラーとなっておりまして、有名な競走馬ですと
- シンボリルドルフ
- ディープインパクト
- トウカイテイオー
- ウオッカ
- サトノダイヤモンド
- キタサンブラック
- マルゼンスキー
- キングヘイロー
- ナリタタイシン
- エアグルーヴ
- ツインターボ
等といった具合で競走馬としてはかなり多い部類の毛色となります。
鹿毛については以上です。
青鹿毛
続いてが青鹿毛です。
青鹿毛は全体的に黒い毛色でして、下手すると後述する黒鹿毛より黒いかもしれません。

有名な競走馬としては
- サンデーサイレンス
- フジキセキ
- マンハッタンカフェ
- メジロラモーヌ
- ユーバーレーベン
- ジェニュイン
等となります。
メジロラモーヌを除けばほとんどが「サンデーサイレンス本人とその子孫」という特徴が見て取れます。
うち、フジキセキ・マンハッタンカフェ・ジェニュインは息子、ユーバーレーベンはひ孫(父ゴールドシップ)となります。
青鹿毛については以上です。
黒鹿毛
続いてが黒鹿毛です。

黒鹿毛は文字通り「黒い体毛」に覆われた競走馬を指します。
黒鹿毛は本当の「黒」のため、前述の青鹿毛より真っ黒かと思いきや、世間一般で言う黒がどちらかと言うと「青鹿毛」のほうが強いです。
そして、有名な競走馬としては
- ライスシャワー
- ウイニングチケット
- ゼンノロブロイ
- ヒシアマゾン
- ナリタブライアン
- スペシャルウィーク
- エルコンドルパサー
等となります。
そのうち「ライスシャワー・ウイニングチケット・スペシャルウィーク」は祖父にマルゼンスキーがおります。(同じマルゼンスキーの系譜であるカレンチャンは芦毛となります)。
黒鹿毛については以上です。
青毛
続いて青毛ですが、青毛は「青鹿毛」「黒鹿毛」とは違い、純粋に「漆黒」の体毛を持つ競走馬を指します。

代表的な競走馬としては
- シーザリオ
- ヴィルシーナ
- ヴィブロス
等が挙げられます。
うちシーザリオは父スペシャルウィークとなります。
青毛については以上です。
栗毛
続いて栗毛ですが、栗毛は「明るい茶色」な競走馬でして、生物学で言うと「赤」とも称されます。

有名な競走馬としては
- サイレンススズカ
- グラスワンダー
- アグネスタキオン
- ダイワスカーレット
- タイキシャトル
- ゴールドシチー
- テイエムオペラオー
等となります。
特にタイキシャトルとゴールドシチーは、美形と称される「尾花栗毛」となりまして、競走馬以外としては、遊園地に寄付して映える馬となります。
さて、ここから余談ですが、かつて三国志において、呂布が愛用していた「赤兎馬」ですけれど、私的な解釈ではおそらく「栗毛」の競走馬が赤兎馬だったかと私は思います。
あくまで、私的解釈なので本気になさらないでください。
栗毛については以上です。
栃栗毛
続いてが栃栗毛です。

栃栗毛は栗毛以上鹿毛未満の毛色となっており、パット見は至って普通の茶色のウマとなります。
代表的な競走馬としては
- サッカーボーイ
- マーベラスサンデー
- サクラローレル
等が挙げられます。
栃栗毛については以上です。
芦毛
続いてが芦毛ですが、この毛色の馬の特徴は「年を取れば取るほど白くなる」ケースです。

若い時は黒みがかったグレーなのですが、年を取れば取るほど「白馬」に近くなるのが芦毛の特徴となります。
なお、芦毛の毛色が変わるメカニズムは未だに不明となっております。

画像に出してる「ビワハヤヒデ(上)」と「ゴールドシップ(下)」ですが、ビワハヤヒデの方は全体的に白くなっているのに対し、ゴールドシップはグレーがかっているのが分かります。
そして、希少性というのもあり、オグリキャップのケースを踏まえて、比較的女性人気が高い毛色となります。
有名な競走馬が
- メジロマックイーン
- ゴールドシップ
- ビワハヤヒデ
- タマモクロス
- セイウンスカイ
- オグリキャップ
- カレンチャン
となります。
白毛
そして最後に白毛ですが、この毛色は芦毛以上にはっきり言って「レア」です。

なぜなら、まず、生まれる確率がとんでもなく「低い」ことに起因しております。
現在現役で活躍している「ソダシ」ですが、血統を振り返ると大本は母方の祖母である「シラユキヒメ」から始まります。
シラユキヒメは父サンデーサイレンス(青鹿毛)、母ウェイブウインド(鹿毛)から生まれたのですが、シラユキヒメ自体、両親と似ても似つかない「白毛」の体毛を持ってこの世に生まれました。
そう、今現役で活躍しているソダシの先祖は「突然変異」で生まれたシラユキヒメから始まったのです。
現時点で確認できる白毛の馬は、ほとんどがシラユキヒメ産駒と考えても良いでしょう。
そして、上記の芦毛との違いは、芦毛は「年を取れば取るほど白くなる」のに対して、白毛は「生まれたときから白毛」ということになります。
また、白毛と芦毛の区別の仕方は「馬の鼻の色」も関係あります。
芦毛の場合は「黒い皮膚が見えている」のに対して白毛は「ピンクの肌が見えている」という点です。
まとめ
まとめに入りましょう。
競走馬との体毛は全8種類あることが分かりました。
希少性で言うであれば
白毛<芦毛<栃栗毛<栗毛<青毛=青鹿毛=黒鹿毛<鹿毛
ということも分かりました。
また、それぞれの毛色で有名な競走馬もいることが分かりました。
今回の記事は以上となります。
また、次の記事でお会いしましょう、ではまた!!