こんにちはー!!くまでーす!!
さて、今回は無敗でクラシック三冠をとったシンボリルドルフとディープインパクトの徹底比較をしていきます。
今回の記事を読んでわかることは
- シンボリルドルフとディープインパクトってこんなにも違うのか・・・
- 同じクラシック三冠とってG17勝馬でも戦績こんなに違うのか・・・
この2点がわかるようになります。
シンボリルドルフについて詳しく知りたい方はこちら。

ディープインパクトについて詳しく知りたい方はこちら。

なお、今回の記事ですが、「どっちが強くてどっちが弱い」と言った比較は一切ありません。
全ての競走馬一頭一頭個性派ぞろいということを頭に置いて読んでください。
それでは早速行ってみましょう。
シンボリルドルフとディープインパクトの共通点
まず、シンボリルドルフとディープインパクトの共通点ですが
- 無敗クラシック三冠馬である
- G17勝している
- 無敗クラシック三冠達成した騎手の年齢が同じ
- 敗北数を数えたほうが早い
- 自身・産駒共に顕彰馬に選出されている
以上の5つとなります。
まずは無敗クラシック三冠馬です。
無敗クラシック三冠馬である
1つ目の共通点が、無敗クラシック三冠です。
そもそもただクラシック三冠を取るだけでも「狭き門」でして、そこに加えて「無敗」となると相当な狭き門になります。
現に、クラシック三冠馬は今までの競馬史をひっくるめても、たったの「8頭」しか存在しておらず、更に無敗で篩をかけると「シンボリルドルフ・ディープインパクト・コントレイル」の3頭のみとなります。
G1を7勝している
続いての共通点が、G1を7勝している点です。
こちらの部分に関しましては、シンボリルドルフが初のG17勝馬であり、その後に
- テイエムオペラオー
- ディープインパクト
- ウオッカ
- ジェンティルドンナ
- キタサンブラック
の競走馬がG1を7勝しております。
G17勝馬に関してはこちら

無敗クラシック三冠達成した騎手の年齢が同じ
続いての共通点が、無敗クラシック三冠を達成した鞍上の騎手の当時の年齢です。
シンボリルドルフの主戦騎手であった岡部幸雄騎手は最後のクラシックである菊花賞にて「36歳」で達成し、ディープインパクトの主戦騎手であった武豊騎手もまた菊花賞制覇したとき「36歳」という年齢でした。
更に、岡部幸雄騎手がルドルフに乗っていたとき、武豊騎手はルドルフのファンであり、ディープインパクトで無敗クラシック三冠を達成するとき、指を立たせるパフォーマンスを行っておりますが、実は、岡部騎手がルドルフ騎乗時に最初にやって、ディープ騎乗時の武豊騎手が同じパフォーマンスを行ったという逸話があります。
敗北数を数えたほうが早い
続いての共通点が、敗北数を数えたほうが早いです。
その理由としては、シンボリルドルフ・ディープインパクト共々「圧倒的な強さ」を持っていた競走馬であり、大体の人が「どうせルドルフ(ディープ)が勝つだろ」というふうに思っていたでしょう。
しかし、そんな圧倒的な強さを誇っていたシンボリルドルフ・ディープインパクトは、敗北数はなんと、たったの「数回」しかありません。
前者であるシンボリルドルフは「3回」、後者のディープインパクトは「2回(厳密には1回)」しか敗北してなく、出走数の9割が勝っているという記録を保持しております。
自身・産駒共に顕彰馬に選出されている
最後の共通点として、シンボリルドルフ・ディープインパクトはその成績もあり「顕彰馬(馬の殿堂入り)」入りをします。
シンボリルドルフは自身の産駒であり、後に奇跡の名馬と言われた「トウカイテイオー」がノミネートされ、ディープインパクトは自身の産駒で初の牝馬三冠を達成した「ジェンティルドンナ」がノミネートされております。
トウカイテイオーについてはこちら。

以上が共通点となります。
次に相違点です。
シンボリルドルフとディープインパクトの相違点
次にシンボリルドルフとディープインパクトの相違点ですが
- 産駒の活躍
- クラシック三冠以降の勝鞍
- 互いの走り方
- ウマ娘に出ているか出ていないか
- 最後
となっております。
まずは産駒の活躍からです。
産駒の活躍
1つ目の相違点としては、産駒の活躍です。
シンボリルドルフは、自身の代表産駒である「トウカイテイオー」は3度の骨折やメジロマックイーンとの対決、そして敗北という挫折を味わいながらもなお、実質1年の休養明けの有馬記念で奇跡の復活をした名馬であります。
続いて、ディープインパクトですが、自身の産駒として、まず顕彰馬に選出された「ジェンティルドンナ」がディープインパクト産駒初の牝馬三冠に、続いてコントレイルが史上3頭目にして初の「親子無敗クラシック三冠」を成し遂げた競走馬となります。
また、ウマ娘にもなった自身の産駒の「サトノダイヤモンド」、自身の兄「ブラックタイド」の子であり、親戚の甥っ子にあたる馬として、G1を7勝をした「キタサンブラック」もおります。
クラシック三冠以降のG1の勝鞍
続いての相違点として、シンボリルドルフ・ディープインパクトのクラシック三冠以降のG1の勝鞍です。
まずシンボリルドルフの場合は
- 有馬記念2連覇
- 天皇賞春
- ジャパンカップ
と連覇している部分があるのに対し、ディープインパクトは
- 天皇賞春
- 宝塚記念
- ジャパンカップ
- 有馬記念
と言った感じの勝鞍となっております。
両者を比較するとシンボリルドルフは連覇しているのに対し、ディープインパクトは堅実に1勝ずつしているのが分かります。
互いの走り方
続いての相違点が、シンボリルドルフとディープインパクトの互いの走り方です。
シンボリルドルフは「大人の競馬」と言われるほどの走りをしていた競走馬なのに対し、ディープインパクトは「まるで走ることを楽しんでいる少年のようだ」という評価を得ておりました。
また、お互いの脚質ですが、シンボリルドルフは「先行と差し」を得意としており、ディープインパクトは後ろからごぼう抜きする「追い込み」タイプでした。
ウマ娘に出ているか出ていないか
続いての相違点で、シンボリルドルフ・ディープインパクトの決定的な違いが「ウマ娘に出ているかでいないか」です。
シンボリルドルフは産駒であるトウカイテイオー共に馬主さんの許可が降り、ウマ娘として復活しているのですが、ディープインパクトは産駒であるサトノダイヤモンドがウマ娘として登場しているのですが、ディープインパクト本人は現在登場しておりません。
サトノダイヤモンドについてはこちら。

最後
最後の相違点ですが、シンボリルドルフとディープインパクトの最後です。
シンボリルドルフは2011年10月4日に30歳という大往生を成し遂げたのですが、ディープインパクトは、17歳の時、2019年7月30日にて頚椎骨折により安楽死されました。
シンボリルドルフは天珠を全うしたのに対し、ディープインパクトは種牡馬としてはバリバリの現役の中、天に帰ってしまいました。
まとめ
まとめに行きましょう。
今回始めて比較記事作ったのですが、私個人としては「甲乙つけがたいなぁ」と感じておりました。
冒頭でも述べたのですが、競走馬一頭一頭が全て「違う」というのは私自身も認識しております。
今回の記事は以上です。
それでは、次の記事でお会いしましょう、ではまた!!